柔道
腰技
概要
| 名称 | 腰技 |
|---|---|
| 説明 | 腰技は、講道館が示す標準形で腰を支点や回転軸として用いる、10本の投技です。 |
腰技(こしわざ、Koshi-waza)は、講道館柔道の
概要
| 日本語 | 腰技 |
|---|---|
| 読み | こしわざ |
| ローマ字 | koshi-waza |
| 上位分類 | 投技 → 立技 |
| 講道館の技数 | 10本 |
名称と分類
「腰」は腰・腰部、「技」は技術を表します。腰技は
講道館の腰技10本
現在の講道館一覧にある10本は次のとおりです。
技術上の考え方
浮腰は比較的浅い腰の接触を回転へつなげ、大腰や釣込腰では受を後腰へより明確に載せます。腰車は腰を回転軸として使い、払腰と跳腰は腰の位置に払いまたは跳ね上げる脚の作用を組み合わせます。移腰と後腰は相手の攻撃への応答としても学ばれます。この違いから、腰技は一つの動作ではなく、腰部が中心となる複数機構の分類だと分かります。
崩し・作り・掛け
崩しで不安定を生み、作りで足、腰、体幹、組み方の関係を整え、掛けで投射を完成させます。崩しが足りないと、安定した受を腕や腰背部の力だけで持ち上げようとしやすくなります。熟練した動作では釣り手・引き手、回転、腰の位置が連続して進み、三段階は明確な停止ではありません。
形と講道館の体系
投の形の腰技は浮腰、払腰、釣込腰です。異なる腰の使い方を左右で学びます。腰技は五教の技にも含まれますが、現在の腰技10本と40本の五教は同一の一覧ではありません。たとえば袖釣込腰は現行の腰技ですが、五教40本には含まれません。
変化と隣接分類
組み方、構え、入りの深さ、方向、腰へ載せる程度は、相手との関係に応じて変化します。浅い浮腰と深く入る大腰を一つの固定形へまとめることはできません。払腰と足技の内股は回転や脚の使い方が似て見えることがありますが、講道館は標準形で中心となる働きに基づいて別の分類としています。
稽古
腰技は形、打ち込み、投げ込み、乱取で学びます。初期の稽古では、安定した姿勢と適切な腰の位置を保ち、受が安全に受身を取れるよう投げ終わりまで制御することを重視します。打ち込みは入りを分けて学ぶ方法ですが、動く相手との全条件を再現するものではありません。無理な関係では技を中止・変更する判断も重要です。
競技規則と安全
IJF規則には腰技全体を禁止する規定はありませんが、危険な頭からの突っ込み、禁止された組み方、偽装攻撃などは技名とは別に判定されます。2026年8月14日版は、払腰や釣腰などで頭から危険に突っ込む行為を重大な反則として扱います。IJF競技、国内大会、少年大会、形、道場稽古では適用条件が異なるため、最新規則と指導者の指示に従ってください。
出典
最終更新: