袈裟固
英語正式名称: Kesa-gatame
袈裟固
抑込技 固の形
まずここ
受の肩線と近い腕を斜めの側方位置から制し、受の動きに応じて広い基底を調整する抑込技です。
講道館公式動画
図で理解
動きの見方
相手の側方から頭・肩周辺と一方の腕を制し、上体を安定させる
取 - 技をかける側
受 - 技を
受 ける側 - 赤い線
- 主な方向・接点
ひと目で確認
技の形

順番で確認
3コマ概念図
- 1側方へ位置する
- 2頭・肩と腕を制する
- 3上体を安定させる
TokyoWaltzのために制作したオリジナルAI生成教材図(2026年)。三段階を簡略化した概念図です。必ず有資格者の指導のもとで練習してください。
必要な時だけ再生
動きをゆっくり確認
- 1起点側方へ位置する
- 2決め手頭・肩と腕を制する
- 3収束上体を安定させる
1 / 3起点— 側方へ位置する
赤い線と段階表示を追います。自動再生や繰り返し再生はしません。
技のしくみ
上半身を斜めに制しながら、受の動きに合わせて接触と足元の支えを調整します。
入り
抑込の位置に入る
急に体重を掛けず、公式実演で示される位置関係へ移ります。位置を整えてから圧力を加えます。
制御
受の上体を制する
取の胸や腕の位置を保ち、受の肩や胴の動きを制します。抑え込む形は公式定義と実演で確認します。
保持
動きに応じて姿勢を調整する
安定した姿勢を保ち、受の動きに応じて位置を調整します。急な力に頼らず、認められた抑込の形を保ちます。
要点
- 斜めの側方位置から肩線と近い腕を制します。
- 体重を一か所へ集中させず、広い基底へ分散します。
- 固定した形にとどまらず、受の動きに応じて基底を変えます。
よくある誤り
- 狭い一点だけで支える。 一方向へ動かれても崩れないよう脚を広げます。
- 受が動いても同じ形を保とうとする。 上体の制御を残しながら接触と基底を調整します。
- 首や肩へ制御できない圧力をかける。 位置による制御を優先し、危険を感じたら直ちに止めます。
似た技
| 技 | 主な違い |
|---|---|
| 「崩袈裟固」の決め手は「標準の袈裟固とは近い腕の制御と腋下の組み方を変え、側方から袈裟固の圧力で上体を抑える動作」、「袈裟固」の決め手は「受の肩の線と手前側の腕を制しながら、取の体重と基底を一つの不安定な点に集めず分散させること」です。 | |
| 「後袈裟固」の決め手は「腰を受の頭と上体の方へ向ける逆袈裟の位置から制御する動作」、「袈裟固」の決め手は「受の肩の線と手前側の腕を制しながら、取の体重と基底を一つの不安定な点に集めず分散させること」です。 | |
| 「肩固」の決め手は「受の側方から首の側面と両腕を用い、頭と腕を一体として抑える動作」、「袈裟固」の決め手は「受の肩の線と手前側の腕を制しながら、取の体重と基底を一つの不安定な点に集めず分散させること」です。 |
詳しい解説
定義や技術上の違い、稽古上の注意、出典を確認するには、下の項目を開いてください。
公式定義
講道館の定義
講道館の代表的な定義は、受の側方から、手前側の腕を持ち、頭・肩周辺を確保し、取の胸と体側で上体を制することを説明しています。本質的な特徴は、袈裟の関係による安定した上体の制御です。
現在の講道館一覧では、崩袈裟固と後袈裟固を別に掲載しています。これらは袈裟固を個人的に少し変えたすべての形ではなく、それぞれ固有の認定された制御関係を持ちます。
名称と分類
概要
| 日本語 | 袈裟固 |
|---|---|
| 読み | けさがため |
| ローマ字 | kesa-gatame(一般的な検索表記:kesa gatame) |
| 意味 | 袈裟の形の抑え |
| 武道 | 柔道 |
| 公式分類 | 講道館・抑込技 |
| 形 | 固の形・抑込技の部 |
分類
講道館は袈裟固を、絞技、関節技と並ぶ固技の三区分の一つである抑込技に分類しています。現在の講道館の技一覧にある10本の抑え込みの一つです。
袈裟固は通常寝技で学びますが、二つの語は同義ではありません。寝技は地上での攻防という広い局面であり、抑込技は公式の技術分類です。
袈裟固の意味
袈裟は仏教の僧侶が斜めに身につける法衣です。名称は、取が受の上体を斜めに横切る向きを描写しています。固は、制御または保持を意味する「固め」の連濁した形です。
名称は二人の身体の見た目の関係を記したもので、技が宗教に由来することを意味しません。
詳しい動作
制御の原理
袈裟固は、受の肩の線と手前側の腕を制しながら、取の体重と基底を一つの不安定な点に集めず分散させます。取が受の身体の長軸に沿って真下を向かなくても、胸と体側の接触によって上体の回転を制限します。
効果的な制御は動的です。受が回る、ブリッジする、脚で制御を取り戻そうとするとき、取は基底と圧力を調整します。
位置
代表的な右側の位置では、取は受の右側に座り、左腕で受の右腕を制し、右腕で頭・肩の線を囲んで制御します。胴体を上体に斜めに重ね、脚で広い基底をつくります。
この説明は、脚の角度や組み方を一つに固定するものではなく、認定された位置を特定するものです。体格、動き、形、乱取、試合条件に応じて妥当な調整が生じます。
逃げと移行の概要
逃げの学習では、下側の受が空間をつくる、上体を回す、脚で制御を取り戻す、または取に位置を変えさせる方法を検討します。頸部や孤立した腕を無理にねじるのではなく、姿勢、タイミング、安全な動きに重点を置くべきです。
取は基底を変えたり、別の認定された抑え込みへ移行したりして応じます。IJF規則では、制御を失わず有効な抑込技を変える場合、抑え込み時間が継続することがあります。
固の形における袈裟固
袈裟固は、固の形にある5本の抑込技の最初です。続いて肩固、上四方固、横四方固、崩上四方固を行います。
形は、所定の攻撃、制御、逃げの試み、それへの応じ方を示します。原理と関係を学ぶもので、試合のすべての変化や講道館のすべての抑え込みを列挙するものではありません。
変化と関連技
稽古と安全
稽古の場面
袈裟固は、位置を限定したドリル、形、移行、乱取で練習します。講道館少年部の指導内容にも含まれますが、速さと抵抗は年齢や経験に合わせるべきです。
互いに意思を伝え、頸部と肩を守り、制御が危険になったら止めなければなりません。抑え込みは位置の制御として学ぶもので、制御のない圧力を加えてよいという意味ではありません。
競技規則
試合
調査した現行IJF規則は2026年8月14日付です。有効な抑え込みは、5〜9秒で有効、10〜19秒で技あり、20秒で一本となります。ゴールデンスコアでは、有効な抑え込み5秒で有効となり試合が終了します。
審判の宣告は、技名だけでなく制御と位置によって決まります。受は背または上背部全体を制御され、取は上から圧力を加え、取の胴体または脚が受の脚に挟まれていてはいけません。国内規則や少年規則は異なる場合があります。